「まずは偏差値50を確実にしよう!」の第1回目・国語です。
国語の苦手なお子さん、特に、漢字の読み書きで点数を落としてしまうお子さんの特徴は、「漢字ができない」ではなく「言葉を知らない」場合が多いです。
小さなころからの読書量が少ないことが原因なのですが、受験を目の前にしたこの夏休みの時期に「読書量を増やしましょう」と言っても始まらないので、1日30分程度で確実に言葉の量を増やす方法をお伝えします。
それは、ズバリ「新聞のコラムをじっくり読むこと」です。
受験には天声人語ということをよく聞きますが、天声人語は文章自体が独特なことがあるので、あまりお勧めしていません。
さらに付け加えれば、わが家もそうですが、最近は新聞を取っていないご家庭も多いはず。
そこでお勧めなのが東京新聞の筆洗です。
紙面での位置や内容などは朝日新聞の天声人語と変わりませんが、文章が天声人語ほど独特ではないこと、ネットで自由に読めることが利点です。
お父さんお母さんにお願いしたいのは、朝、その日の分をプリントアウトしていただいて、お子さんに渡してください。
お父さんが夜仕事から帰ってきたら、その日の筆洗についてお子さんとお話してみてください。
わからなそうな言葉について「この言葉の意味は?」
書けなそうな漢字について「この字かけるか?」
段落ごとに「何が書いてあったか教えてちょうだい」
この3点を聞いてあげてください。
お子さんはそのための準備を昼間のうちにしなければならなくなります。
お父さんが帰ってきたらこたえられるように!
この気持ちがお子さんのモチベーションになり、さらには親子の会話のきっかけになれば最高です。
ついでに受験について、将来について、お子さんと話し合う時間を作ってください。
Originally posted on 2021-07-08 @ 12:00
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