小学生の時に算数がそれほど苦手ではなかったお子さんが、中学の数学でつまづく原因をよく見てみると、「やり方はわかっているのに、その意味を理解していなかった」ということが大変多くみられます。
特に分数の割り算。
「ひっくり返して掛ければいいのよ」
ということは分かっているのに「なぜひっくり返して掛けると割り算の答えになるの?」ということは理解していない。
もっと言えば、「割り算の2つの意味」をしっかり区別して理解していない。
という子が大半です。
学校の算数で点数を取るには「ひっくり返して掛ける」ということを覚えていれば点数になりましたが、中学校の数学で「割り算でこの部分を求めることができるよね」って言われると、「なぜ???」となってしまう。
「割り算で求まる」と言ってくれれば答えが出るのに「割り算で求まることを見抜くことができない」という状況になり、数学が苦手に。
そして、数学が嫌いに。
この夏休みにぜひやっていただきたいのは、中学校の総復習を単元別に行いながら、「なぜそうすると求められるの?」という理解を深めていただきたいです。
理解を深めることによって、「イヤイヤ苦労して覚えていた公式」が「当然導き出される公式」に変わって見えるようになります。
そうなれば偏差値50は確実です。
Originally posted on 2021-07-09 @ 12:00
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