今日の動画は、10年後の給与体系についてのお話です。
・終身雇用
・年功序列
これが日本の特徴でしたが、「終身雇用」はもう昔の話。今では完全に崩壊しています。
では、「年功序列」はどうでしょうか?
一方で、「同一労働同一賃金」という新しい概念が登場しています。
「年功序列」はなかなか終わりにすることは難しい中「同一労働同一賃金」が導入されると、どうなるでしょうか?
たぶん、経験給という形で年功序列が生き続けて、年功による賃金の上昇幅は少なくなっていくと考えています。
では、給料が上がっていかない社会が来るのでしょうか?
たぶん、役職手当という部分が大きくなっていくのではないでしょうか。
役職に就くには実績を積まなければならず、役職についてからは今まで以上に責任の伴う仕事を任されるようになる。そして、それに見合った役職給が支払われる社会になっていく気がします。
もちろん、ボーナスも基本給プラス役職給をベースに計算されるようになるでしょうから、役職についているかどうかで大きな格差が生まれると考えています。
昭和型の「出世が遅い場合でも、いつかは役職が回ってくる」時代は完全に終わり、「実力があり実績を積んだ者だけが役職に就ける」時代になるのではないでしょうか。
その背景には、ポストの減少があると思います。
昭和の右肩上がりの時代には、会社が成長していく中で子会社を作り、支社を作り、支店を作り、営業所を作りしてきたわけで、当然そこにはポスト(役職の椅子)があったわけです。
例え、同期入社のライバルたちに後れを取ることがあっても、いつかそれらのポストのどこかには座れた時代だったのです。
しかし、これからは低成長時代。
子会社も支社も支店も統廃合され、ポストの椅子は急激に減少していきます。
新卒時によりより会社に入社して、あとは何とかぶら下がっていけばいい時代は終わりを迎えるでしょう。
入社後も続く競争社会を生きていかなければならなくなると予想しています。
Originally posted on 2021-06-27 @ 20:30
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